女ドルヲタがB.LEAGUEにはまってしまった

愛するって奥深い。バスケって奥深い。

女ドルヲタの初B.LEAGUE出待ち体験と思ったこと

皆さんこんにちは。祝☆レイクス連敗脱出!

女ドルヲタ兼新米B.LEAGUEブースターのさっちょんです。

 

今日のブログは、先日書いた選手編(女ドルヲタ視点のB.LEAGUEの魅力 ~選手編~ - SMmekoの日記)の番外編的なもの。タイトルの通りなのですが、先日ついに出待ちを体験してしまったので!これは!書かねば!と思ってPCに向かっています。

 

ちなみに、まず、以前のブログ(アイドルヲタクがB.LEAGUEにはまりました。 - SMmekoの日記)より、私自身の発言を引用します。

 

大前提として、私、アイドルヲタクなので、崇拝する対象と接触(握手のこと)をしたり、直接言葉を交わすことには、絶対に対価が必要だと思っておりまして。

ハロプロだと、8秒話すのに1000円ちょっとかかります。ええ、個別握手です。

だから、バスケの出待ち文化とか結構驚きでした。皆さん結構喋ったり、写真とったりしてるように見えるんですよね。ハロヲタ的には、その対価は諭吉だ。

あと、ベンチ近くの席の人が選手入場のときにハイタッチしてるとかも。あれやるなら、1000円札握らせなあかんで。みたいな。

 

 この時点では、無料で接触や会話ができる出待ちって異文化…理解できない…な考えでございました。

ということで、このブログは、出待ち文化に初めて触れたドルヲタ(推しとの数十秒の接触で諭吉を飛ばすのが常識)が、初B.LEAGUEの出待ちでどんなことを考えたのかを書き残すブログになります。

選手とブースターとの距離感についての話です。バスケ自体の話ほぼないです。

ご了承の上、お読みください。

 

この記事の構成は↓の通りです。

 

 

では、よろしくお願いします。

 

 

 1.出待ちってなぁに?

 出待ち(でまち)とは、芸能人スポーツ選手のファンなどが、その有名人が劇場やテレビラジオ放送局・スタジオ、コンサート会場やライブハウス、競技場などでの公演や競技、練習などを終えて出てくるのを見たり、声をかけようと、施設の出入口で待機する現象。(wikipediaより)

 バスケに限らず、様々なスポーツ、芸能人でもある現象です。仕事場に入る後の役者・芸能人・選手を仕事場の前で待っていて、何かしらの接触を持とうとする行為、と思ってもらったら良いかと思います。

ちなみに、ハロプロでも出待ち・入り待ちをしている人はいたんじゃないかな。(私はしたことない)それでも、話に聞く限りは、直接言葉を交わしたり握手ができるわけもなく、遠目から推しの私服チェックをするくらいなものかと思います。

一方バスケでの出待ちは、サイン・握手・写真・会話とかなり濃密な接触を行うことができます。リーグの特性や、今までの歴史がそうさせたのだと思います。そもそもJBLNBLの時代はプロでもなかったので、その辺のルールもなかったのかなぁと推測しています。

ただし、昨年Bリーグとなり、統一プロリーグができたことによって少し状況が変わりつつあります。リーグの拡大に伴って新たなファンが増えてきたからか、またプロとしての選手のコンディションを優先するためか、少しずつ出待ちを制限するクラブが増えてきているようです。

顕著だったのは、昨シーズン終わりの群馬の一件でしょうか。

basketballking.jp

 来場者同士のトラブル・マナー違反が原因とのこと。昨シーズンはGAME2終わりの出待ちが認められていたのが、この事件をきっかけに、今シーズンの群馬はどうやら全面的に出待ち禁止となっているようです。(試合観戦ルール [ 2017-2018 ver.1 ] - 群馬クレインサンダーズ

その他にも出待ち禁止をマナーに掲げているクラブはいくつかあります。一方で、HP等で独自のルールを明確に打ち出して、そのルールの中で出待ち対応をしているクラブや、出待ちについて一切の言及のないクラブもあります。

 このようなことから、現状、出待ちに関するB.LEAGUEとしての統一規則はなく、各クラブに対応が委ねられている状況だと考えられます。

ちなみに、これはオンライン上で拾える情報なので、もしかしたら現場に行くと暗黙の了解とかあるかもしれません。ので、もし推しチームで出待ちをしたい場合は、HPのマナーの熟読だけでなく、実際現場にいるブースターの人と仲良くなって、出待ちについての情報を集めるのがいいかもしれませんね。

 

2.ドルヲタ大衝撃の出待ち初体験

ということで、前置きが長くなりましたが、先日の初!出待ち体験について書いていきます。接触話なので完全にドルヲタテンションです先にごめんなさい。

 

あらかじめ断っておきますが、以下に何名か選手の名前が出てきます。このブログでは、誰のファンサービスが良い悪いなどということが言いたいわけでは全くありません。ファンサービスの受け取り手である私の気持ちがどう変わったかを記録するために、選手の対応を、多少詳細はぼかしつつ、例示させていただいているだけです。文字だけでは伝わらないことも多くあると思いますので、その点はあしからずご了承ください。

 

それは、先日10月20日(金)の、西宮vs滋賀@西宮市立中央体育館でのこととでした!

試合自体は色々かみ合わなくてあちゃー…だったので、土曜日の記憶を上書き保存しちゃいました。

 

試合を見終わった後、Twitterやその場で知り合った方とお話してまして。その時に、「あ、レイクスの出待ち行く?」と声をかけていただいたのがきっかけです。

(ちなみに、西宮は出待ちに関して何も言及がないクラブです。確認しました)

出待ちする気なんて全くない、っていうか、無銭の接触をこれ以上したら罰が当たるくらいな気分で最初はいやいやいやと言っていた私。(挙動不審でその節はすみません)でも、ブログに接触のこと書いちゃったし、っていうか次のブログのネタになるし(まさにこれ)行ってみるか!くらいな気分で連れて行っていただきました。ありがたや。

 

あ、でもね、今更こんなこと言っても信じてもらえないかもしれないんですけど。私接触超苦手なんですよ。ハロヲタは、高速で流される中でグループ全員と喋るんです。1人当たり1往復の会話がやっとなくらいの時間。頭ついていなかないんですよ。その中でも強いヲタクとされる人は、一言で推しの心をつかんで、認知される。私は、気の利いたことが言えないから、私なんかと握手しても楽しくないだろうな…可愛いとか大好きとか定型文しか言わないヲタクだと思われてるだろうな…とちょっぴり自己嫌悪になっちゃうのが常でした。

 

さて、そんな接触不得意なドルヲタの出待ち体験。まずはバスを探して回るところから始まりました。(私はついていっただけですが)特に今回アウェイ側だったのもあり、ここが出待ち場所だよ、っていうのが明らかにされているわけではないのです。まぁ、出待ち自体が非公式な場所でのコンタクトで、積極的に推奨されている類のものではないので当たり前ですね。

 バス発見。そこにはもちろんマネージャーさんがいたのですが、怒られることもなく。無銭で握手を求めてもマネージャーに怒られない。なんて異文化だ。

 

最初にファンの側に近づいてきてくれたのが、長谷川智伸(はせがわ とものぶ)選手。連れて行ってもらった中のお一方が、ノブさんのファンだったので、お呼びしたところすすーっと近づいてこられました。

近い。ノブが、真横にいる。え、ちょっと待って、目の前。

話してる時間、長くないっすか??

アウェイだったから、他にあんまり人いなかったのもあるんだろうけど、ハロプロに換算すると、諭吉2人分くらいの時間は(1人のファンと)喋ってたと思います。それも、(話してた相手が常連さんだったからってのもあるけど)アイドルとファンみたいに気を使うわけじゃなくて、結構自然体でお喋りしてる感じ。しかも、自分からファンの元を離れるんじゃなくて、バス出発するよってマネージャーさんに声かけられるまでずっとファンの近くにいてくださってました。すごい。

 

試合中もハイタッチも近いと思ってたけど、これは心理的距離が大分近い!皆さん出待ちに行く気持ちがわかる!

 

この時点ですでにカルチャーショックすぎてびっくりな私。びっくりすぎてノブさんとは一切喋ってないです。横から見てるだけで精いっぱい。

 

その後も、ぞろぞろと選手が来られました。夜遅く、また翌日に試合があることもあって、ファンに呼ばれない選手は基本的にバスへ直行。そりゃそーだ。体が一番大切だ。試合で頑張ることが一番のファンサービスだ。

そんな中で、誰に呼ばれるわけでもなく、自然とファンの方に歩みよってこられた方が菅原 洋介(すがわら ようすけ)選手。そこにいたブースターの人に自ら手を差し伸べて、「ありがとうございました」と。

あんまり何度も言いたくはないですが、この日のレイクスは記憶を上書きしたくなるレベルの敗戦です。全くかみ合ってなかった。そんな試合で、フラストレーションがたまってないわけないのに、何ならブースターに文句言われるかもしれないのに、わざわざ握手をしに来てくれた。

すごく律儀な方なんだって印象をもちました。

菅原選手、これから気にして見ていこう…!(ちょろいおたく)

 

で、ですよ。ついに一推し狩野 祐介(かりの ゆうすけ)選手なんですが。距離感わからずだった私を、一緒にいたお姉さまが連れて行ってくれました。

前のブログにも書いたのですが、私は一度だけ狩野選手と握手をしたことがあります。

でですね、未だに動揺が隠せない事実なんですけど、「あれ、どこかでお会いしてますよね?」的なことを言われたのです。(まぁかなり印象に残りやすい形の握手ではあったけど)記憶力、すごい。そりゃ覚えてますよ~みたいな。これだけでも、ファンにきちんと向き合っている選手だってわかったから、大変好印象。好青年。尊い。推す。

そこから色々わたしが言いたかったことをお伝えして、握手して、さようなら。 

 

立ち振る舞いや話し方等々、コート上で感じた印象の延長線上にあったので、やっぱり素敵な人だなぁという印象です。子どもたちにサインをしてあげている様子も遠目で見えましたが、その様子もばっちり憧れの選手でした。

うん、一推しについては言語化するのってほんと難しい。語彙力がなくなる。

とりあえずこれだけは言っておこうかな。

狩野沼にはまるって決めた私の判断は正しいと確信した。

 

 

 

3.初出待ち体験から思ったこと

う~~~~~ん、あれだな。

やっぱり、接触は沼だな!!!(結論)

 

憧れの選手と会話ができるだけで嬉しい、というのはやはりそうで。応援してる、ということや、(けがについて)心配している、ということも直接伝えられた。そして選手の方たちも、(もしかしたらお金とって握手してたアイドルちゃん以上に)とても親身にファンサービスをしてくれる。やっぱり、こういうことがあれば、今後も推していこうって気持ちは固くなる。その選手、チームが自分にとって特別な存在(=推し)になりやすくなるんだろうなと。

 

そして、選手側からしたら、その場での対応次第でいくらでもファンを増やせる。

 コート上での様子だけでファンがつくのなら、上手い選手のファンが多くなるだけ。でも、スポーツエンタメって多分そうじゃなくて、バスケのプレーはもちろんのこと、人柄であったり、チームの中での人間的立ち位置であったり、ファンサービスであったり、もちろん見た目も含めて、全てが総合的にファンから見られる。その分選手にとって負担は大きいかもしれないけど、自分自身をトータルコーディネートすることが必要ととされるのかなって思います。そのための一つの手段が出待ちでのファンサービスって考えることはできる。

 

と、ここまでは出待ちのメリットなんですけど。もちろんデメリットもある。

群馬の例で書いたように、ファン同士のトラブルが起きる可能性が生じる。これはチーム側からしたら、コントロールしづらい。だったら、もう出待ち自体を禁止にしてしまう、っていうのは非常にうなずける対応なのです。

そして、もちろん選手の健康状態に悪い影響をこともある。バスケは冬がシーズンなので、寒い日に外で対応することが多くなるのでね。

 

そして、ドルヲタである私が考える懸念がもうひとつ。

アイドル現場では、ファンがアイドルにひどいことを言った、とか、逆にアイドルがファンにひどいことを言った、という揉め事が起きることがあります。つまり、当人同士の距離が近づきすぎることで、関係性がこじれることが起こりうる、ということ。

こればかりは人間同士のことなので、何らかの接触イベントを実施している以上起こりうるんです。なので別に、出待ちを禁止したから良いとか悪いとかの話ではない。

ただ、今回B.LEAGUEでの出待ちについて調べてみたんですけど、B.LEAGUEがリーグとして、出待ちをどう考えているのかっていう情報はブースター側には何も出てきていないんですよ。各クラブが判断して、出待ちや接触系のイベントをコントロールしているという状況。ってことは、現状、B.LEAGUE全体として、選手とブースターの距離感って、何が正解か見えてないんですよね。少なくとも、昨年時点で出待ちや試合後ハイタッチでトラブルが起きていたのに、そこに対してリーグが公式でコメントを出すことはしていない。

選手とブースターの距離が近いことは武器だ、と常々言っている私ですが、距離が近いことは危険も伴います。この近い距離感という武器を活かすためにも、リスクマネジメントだけはリーグ全体としてお願いしたいところです。

少なくとも、出待ちに関してはリーグ共通の指針がわかりやすくあった方がよいのではなかろうか…クラブごとに違いすぎて、訳わからなくなりそうです。っていうか所属チームによって出待ちができたりできなかったりって、プロリーグとしてありなのかしら?他のスポーツの事情まで調べられなかったので、誰か詳しい人教えてください…。

 

と、最後にデメリットをどどんと書いてしまいましたが、

今回、初めて出待ちなるものを体験してみて、管理さえきちんとできて、人に迷惑にならない形をとれるのであれば、出待ちって有りなんだなと思いました。

というのも、やっぱり印象的なのは、選手にサインを求める子供たちの姿。お金を出した人だけ接触できる、って形にしてしまったら、彼らが憧れの選手と身近に触れ合う機会がなくなってしまう。それってバスケ界にとって損失だなと思うのです。

だから、接触の機会を減らすのではなく、リーグとして管理をしながら、選手とブースターともに身近に感じられるような仕掛けをたくさん準備していってほしいなと思います。

 

あ、もちろん私は大人のヲタクなので

推しにお金使える接触イベントがあれば、

諭吉握りしめて馳せ参じたいと思っております!

 

旦那の許可でるかが心配だけど…

 

 

 

おわり!

 (この記事は、現段階での私の考えを書いたものなので、今後追記する可能性が大いにあります。またご意見などあれば、コメントかTwitterにご連絡いただければ幸いです)