女ドルヲタがB.LEAGUEにはまってしまった

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3.11 京都vs滋賀 レイクススポナビ観戦雑感

こんにちはこんばんは、さっちょんです。

先日のブログは京都を敵として見ての雑感でしたが、今日はレイクス雑感です。

京都について、強みと弱点に分けて書いたので、レイクスもそうしよっかな。

とりとめもなく書きますが、よろしければお付き合いくださいませ。

 

 

【3.11の試合に見るレイクスの強さ】

 

やっぱりディフェンスやな。

勝因は、結局スティールでしたね。

京都がターンオーバーで自滅、という言い方もできるのかもしれませんが、私としてはスティールと言いたい。というのも、レイクスのディフェンスの強度があったからこそ、ハンナリーズがあれだけターンオーバーをしたのだと思いますし、かつそのチャンスを最大限生かしてオフェンスができていたと思います。前日に、(ハンナリーズブースターの酒の肴こと)綿貫瞬が負傷していたこと、そしてもともと京都のPGが手薄であることを踏まえると、攻めるポイントとして、楽にボール運びをさせないこと、というのは大変わかりやすい形だったんじゃないかなと感じます。ってうかそれを狙わないと、琉球の背中を狙ってひた走る京都には勝てなかったよ、多分。っていうかそのディフェンスの強度を初日から何で出せないんですかね、体力的な問題?

 

じゃあ、スティールいっぱい京都の自滅を誘いだした要因は何だったかなと考えると、ポイントは二つじゃないかなと私は思います。

①タツヤをファールアウトさせたこと。つまり、ナリトのテイクファールが上手すぎること。5ファール目とか上手すぎて変な声出ました。あれ敵だったら本当にムカつくんだろう(褒めてる)し、憎らしくなるだろうけど、如何せん上手かったです。最後タツヤも自分から手を挙げてベンチに向かってたのが印象的でした。

②耕陽のスピード。スティールしてからトップギアで一気に駆け抜けるので、得点までつながりやすく、かつバスカンをもらった場面もありましたね。この試合、彼は隙あらばスティールを狙っていましたし、狙った結果ファールになった場面もありました。この試合のスタッツを見返すと、合計5人がスティールを記録しているのですが、耕陽はなんと4つ。狙ってないと4つもできないんじゃないですかね。

(蛇足ですが、ちなみに我らが樋口も1Qにスティール1つついてます!樋口が活躍するとテンションが上がるの法則!)

 

そして、今までのレイクスといえば、ディフェンスがどれだけよくてもなかなかオフェンスで点がとれずに負ける、という状況でございました。それがなんということでしょう、先日の試合では、驚きの93得点。どんな要因があったのかしらと考えてみます。

①スティールからの速攻が決まりに決まった。ディフェンス→オフェンスの好例。ただこれは、京都のTOVにも繋がるのでレイクスだけの要因ではないかも。

スリーポイントがそこそこ入った。試投数についてはまだまだ少ないですが、三河戦ではそれぞれチーム確率が20%切ってた(…)ので、それと比べると昨日の5/12(41.7%)は上々です。やっぱりノブが第1Qで二つ決めたのが大きい。スタメン外されて奮起するって、狙いがぴったりハマっててコーチ冥利につきますよね。

③ペリメーターからのミドルシュートを狙って、結構入ってた。ミドル得意なフィッシャーはもちろん、横江も狩野も決めてたかな。マークが外れて打っていた印象があるので、おそらく上手くボールを回せていたなど、オフェンスの形が作れていたのではなかろうか。

(ちなみにペリメーターとは、ペイントエリアの外から3Pラインの中のエリアのこと。覚えた言葉を使いたくなる症候群!)

 

あとはもう、流れを京都に渡さなかったという事実が大変大変大きい。対するはあの逆転の京都。前節で栃木に逆転勝ちを食らわした京都。流れを断ち切るプレーを見せた選手には、もう拍手喝采しかございません。その観点で考えたら、間違いなくヒーローはナリト、そして耕陽。

まずは、2Q最後の場面です。ハンナリ期待の若手の坂東、そして恐怖のクラッチシューター岡田の連続3ポイントで、一時14点差まで広がった点差を6点差まで狭められたとき。次とられたらやばい、と皆が思っていた場面。レイクス最後のオフェンスで、ナリトが冷静に中距離のジャンプシュート!!簡単な場面じゃなかった。でも、あれで万が一もう一度攻撃チャンスがあって、京都に得点されていたら…多分、まくられた。完全に流れを断ち切ったシュートでした。

そして、これまたじわじわと追いつかれていた3Q終盤。ここは耕陽のオンステージでした。難しいミドルショットを決めて、にっこにこのお顔をカメラに抜かれる。可愛い。で、その後の京都のオフェンスをジョイスのリバウンドでしのぎ、滋賀のラストチャンス…!あっ…!パスが乱れた…!ジョイスがこぼした…!そのボールの先にいたのが…なんと、ドフリーの耕陽。スリーポイントシュートが、ブザービートの音と共に決まる。…いや本当に、あれはちょっと詩的に書きたくなるくらいにドラマチックな場面でした。もうね、あの日の耕陽は何か持ってた。ここにきても、まだなかなか勝ちパターンが確立できてないレイクスですが、こういう時こそ勝たないとあかん、と思いましたもん。勝利の女神を微笑ませた、ブザービーターでした。

でも、一番いいところを持って行ったのはナリトでしたよ。4Q残り1分30秒。6点差までまた迫られていた場面で、永吉を抜いて、岡田とマブンガの上からとんでもない体勢で決めたレイアップのバンクショット。これはね、言葉じゃ言い表せない。とりあえず見てください。とんでもないから。これ、入ると思わなかったから。勝ったって確信したのは、これが入ったときでした。6分55秒です。見て。とにかく見て。

 

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あとは、すごく細かいところで耕陽のナイスプレー。確か第3Qに、フィッシャーのパスがジョイスに上手く渡らなくて、ターンオーバー。当人二人もチームとしても、ちょっと雰囲気が悪くなった場面がありました。そういう時って、一気に流れを持って行かれそうで怖いですよね。そして、ハンナリーズのオフェンス。耕陽が、晴山にべったり張り付いてパスを出させずに、アウトオブバーンズを誘ったんですよ。そこから得点が入ったら、どうなってたかわからない。地味ですが、雰囲気が悪くなった直後だったからこそ、本当に価値あるプレーだと思いました。

 

あとは、この試合に限らずなんですけども、最近とみに思うこと。レイクスの一番の強みは、スターターと控えの差が小さいこと。シーズン序盤からきちんとタイムシェアができているから、それぞれに活躍の場があったり、実践の中できちんとレベルアップができている。怪我人が多数出たという悲しい現実ではあるのですが…それがなければ、ナリトの体調不良時に横江とリョータがチームを勝たせたりとか、ノブが出られない時に耕陽がチャンスを掴んだりとか、サンバの怪我の間にタクマが実力を発揮したりとか、こんな楽しみはなかったのだと思います。確かに負けて負けて、辛いことも多いけど、楽しませてもらっているし、今後に期待していきたいなと思えるチームです。

 

 

 

【3.11の試合に見るレイクスの弱点】

 

弱点、というか、伸び代として読んでください。

 

キーマンはベンキー・ジョイスと見た!

①フィッシャーとの連携が上手くいっているのか多少心配です。最近フィッシュが感情をあらわにする場面が多いのもあってか、先日の試合では外国籍二人が言い争いをするような様子が見られました。外国籍同士の連携が上手くいかない⇒4Q爆発しない⇒負ける可能性高い、という図式が成り立つのでは…と思っているので、ここの連携がどれだけ上手くいくのか見物です。もう合流して3か月弱。ジョイスが上手くインサイドに切り込んでパスを出せたら、オフェンスの幅が広がるはずですし、もっともっと連携を強化してほしいなぁ。楽しみだなぁ。

一体、誰がフリースローでこんなに楽しめる日が来ると思っただろうか。ただいま、ジョイスのフリースロー確率は、38.6%です。(ちなみにFG51%)先日の試合でも、ファールはどんどんもらうのに(ダブから連続ファールもありました)、全然フリースローが入らないから、なかなか得点に結びつかない、という。ただ、入ったときの喜びがもう半端ではない。笑 なんなんでしょうね、あれ。

もちろん、今後を考えると、彼のフリースローには厳しい声が出てくるでしょう。というか、数点の差でこれまで負けを重ねていることを考えると、確実に厳しい声は増えてくる。それでも、すごく一生懸命、愚直にプレーしているように見えるからなのか、何か憎めないのです。………でもとにかくたくさん練習して、せめて1本は入れてほしいなぁ。お願い、ジョイス!

 

 

あとは…言及しておきましょうか。狩野キャプテン、やっぱり最後は貴方だと思っています。岡田のマーク、きつかったですね。あれはなかなかスリーは打てない。打っても、なかなか、入らない。

私は3Qの6分30秒辺りの、狩野さんのドライブ胸が熱くなりましたよ。ボールを持ったらすぐにマークマンがやってきて、ドリブルでかわしたらまたヘルプでマークがやってきて。きっと得意とするプレーではないはずなのに、ドリブルでスミスまで抜き去ってレイアップを決めてましたね。それを見て、手段を選ばず、得点を決めてくれてすごく嬉しい、本当に嬉しい、と思うのと、やっぱり私は狩野さんのスリーも見たい、と思う気持ちとが混在しました。どんなプレーでも、どんな状態でも、やっぱり私は狩野さんが好きだし、応援したい。その気持ちは絶対です。だけど、チームの状況を考えてみればみるほど、キャプテンのクラッチシュートというピースがハマれば、もっとレイクスは上にいけるんじゃないかとも思うのです。

こういうことを書くのはよくないのだろうか、とも、思うのですが…。ね。何度も言いますが、日本代表戦を見てから、ちゃんとプレーのことについては考えて、書けるようにするって決めたから。だから、新グッズのマフラータオルをお部屋にぶら下げながら(笑)狩野さんを信じています。

 

はてさて、結局長くなりました。

明後日(もう明日か!)から川崎戦ですね。なんとか金星を、あげられますように。