3月18日 大阪vs京都 PG不在チームの勝利!
こんにちはこんばんは、さっちょんです。
最近、試合について考えるのが面白くて面白くて仕方ないです。なので、観戦ログが多めですが、ご了承ください。プレーがわかってくると考えるのが大変楽しい。
さて。
本日は府民共済アリーナまで、大阪エヴェッサvs京都ハンナリーズのGAME2を見に行って参りました。私の応援チーム、京都ハンナリーズは、タイトルにも書いているようにPGが誰もいない中での試合を戦いました。元々ハンナリーズのPG登録選手は2名。その二人、綿貫と伊藤は怪我で欠場。更には、困ったときのマブンガも膝の違和感で欠場。つまり、今季今までボールハンドラーしていた全ての選手だけが揃いも揃って欠場だったのです。
正直に、今だから告白しますが、綿貫伊藤、更にマブンガまで欠場で、今日の試合は負けても仕方ない試合だなと思っていました。試合を組み立てる人間がいない状況で、勝てるイメージが持てなかったんですよね。それでも、もしも勝てるとするならば。チームが一段階上のレベルにあがれる、自信がもてるような試合になるんじゃないかと。
そして、勝ちました。
とんでもない試合を見ました。
今日の勝ちは本当に大きい。なんて勝ち方。夢心地じゃい。
— さっちょん→3/18 大阪vs京都 (@34Lakes909) 2018年3月18日
ボールをフロントコートに運ぶのさえやっと、オールコートでプレッシャーをかけられたらターンオーバーや苦しいパスになることが多々、という状況で、87点を取る試合をしたのです。連携も、オフェンスの形も、上手くいかないことは何度もありました。でも、それでも得点をし続けて、勝ったのです。なんであんなに点数がとれたかって、試合に出られない選手たちの分を、出場した選手が必死に埋めて、普段はやらないプレーも全力でやったからだと思います。今日の我らがハンナリーズは、見ていてハラハラするけれど、それでも彼らならやってくれると信じられるほどに、エナジー溢れるプレーをするチームでした。
まず一番の勝利の立役者。スコアリーダーは岡田優介。よっ、千両役者!おいしいところをもっていく男!
岡田優介とかいう化け物…(最大限の褒め言葉)
— さっちょん→3/18 大阪vs京都 (@34Lakes909) 2018年3月18日
思わずこんなツイートをしてしまうほど。
今日のスタッツで特筆すべきは、やはり3pt 7/12。ハイライトは4Q残り2分で同点に追いつかれてから、突き放すクラッチシュート×3。
合田の同点弾で湧き上がるアリーナを黙らせるスリーポイント。
ウェアに取り返されてまた湧きあがるアリーナをもう一度黙らせるスリーポイント。
ギブソンに取り返されてまた湧き上がっても、とどめのもう一発スリーポイント。
この3発所要時間約1分。
絶対エヴェッサブースターさん岡田が憎くて仕方ないと思う。すごくわかる。私もこないだ滋賀戦で実感した。敵にするとめっちゃ憎らしい岡田優介。でも味方にするとこんなに頼れる人はいない岡田優介。あの時間帯のハンナリブースターエリアは、皆丸ごと喜びすぎておかしくなっていた。これぞクラッチシューター。わざわざスリーポイントエリアに行って打ってるシュートもあるほどです。すごいですよ本当に。
シュートに関しては後半から当たり出した岡田でしたが、実は前半から、チームを俺が勝たせる!という気合いは見えました。それが、普段以上に跳んでいたディフェンスリバウンド6本。走りこんで、跳んでというプレーがいつもより多かったように見えました。普段以上のものが求められても、全力で答えて結果を出す。プロシューターの誇りを見た気がしました。
そして同率一番の勝利の立役者。というか、この人がいなかったらおそらくゲームが壊れていた。ピンチヒッターPG片岡大晴、ソルジャー!
先週の滋賀戦でも少しPGをやっていましたが、その時は機能していたとは言い難かったです。だから、正直心配でした。もちろん、今日の試合でもPGとして見ていて不安がなかったとは言えませんが、もう3分の2が終わったシーズンの中で与えられていた役割が、こんな形で大きく変わって、それでも結果を出せるその力に脱帽しかありません。22得点、8アシスト、7リバウンドという数字にも出ているし、何よりボールハンドラーが誰もいないのです。彼が約35分間コートに立ち続けることで、やっとハンナリーズはフロントコートで攻撃を始めることができた。いやもうこの事実に感謝しないでいいわけがない。
この試合の勝敗を分けたのは、おそらく第1Qの開始5分です。実は、大阪は最初の1点を取るまでに約5分を要しました。出だしに苦労する大阪を押さえつつ、かつ確実に得点していく。そこでも片岡のシュートは決まっていましたね。もちろんチームで作り出したあの時間帯ではありますが、きちんと最初でゲームメイクできたのは大きかった。
でもね、最も印象的なシーンは、第4Q。岡田のスリーが立て続けに決まって、大分楽になったけど…でもまだ追いつかれる可能性のある点差…という場面。ドライブで抜いて、ダブルクラッチ。そして、右の拳を握りしめて、ソルジャーが吠えた。勝利をほぼ手中に収めたのは岡田のスリーでしたが、勝負を決めたのはあのダブルクラッチでした。吠えるソルジャーに痺れました。正面からの動画が残っていないので、あれは現地に行った組のご褒美だと思って、記憶に刻みつけておこうと思います。
そして私の中で、渋い活躍をしたと思ったのが内海。キャプテン。どうしてもボール運びが落ち着かないゲームだったので、どたばたしたパス回しになることがありました。その中でも内海にボールが回ると、落ち着いた印象。そして、決めてほしいシュートを決めていた印象。スタッツに残らないところでのプレーが多かったので、印象論にしかならないのですけれど。
岡田!ソルジャー!な本日の勝利ですが、スタッツに見えないところで内海キャプテンの働きが良かったと思ったのです。ボールハンドラーがいない浮わつくゲームの中、内海にボールが行くと安心した。ゲームを落ち着かせる役割を担っていたのではと。普段の綿貫のような。違うかな。 #ハンナリーズ
— さっちょん→3/18 大阪vs京都 (@34Lakes909) 2018年3月18日
永吉は連日よく踏ん張った。ギブソンのマークにつくタイミングもありました。1on1ではまだ負けていたけれど、この経験をたくさん積んでください。もしよっさんがいなかったら、on2の時間帯をon1で乗り切るなんて選択はできないはずだ。本当に大切なポジション。
ケビン。テイクファールもらったり、激しくディフェンスしたり。今日は目立つところの活躍ではなかったけれど、きっちり得点を積み重ねているところはさすがです。
スミス。京都はスミスで勝つチームと言われると私は悔しい。スミスが生きるチーム作りをしているし、スミスがいるから他の選手が生きるところがたくさんあると思っているから。今日もスコアリーダーではないけれど、要所要所のリバウンドやインサイドの得点を沈めていくところは大変頼もしい。そして、来日当初はボッロボロだったフリースロー。今日の密かな勝因は、きっとスミスがフリースローを確実に沈めたことだと確信している。
ダブ。1Q最後のブザービーターをきっちり決めて、吠えながらのダンクも決めて。やっぱりマーカス親方が躍動してくれるとブースターは楽しくて仕方ないですわ。ファールがかさむのだけ、お願いね。親方がファールアウトする場面は見たくないのよね。
本当は、この緊急事態に炎さんがどんな戦略をとって、どんな賭けに出て、どうやって勝ったのかまで分析できたらどんなに楽しいのだろうと思う。でも、私にはまだそのスキルはないので、選手個人評に留めるしかできない。くぅ、悔しい。
今日、強く感じたこと。今のハンナリーズは強い。怪我人がこれだけ出て、これだけ分かりきった弱点があったこの試合。大阪のオールコートプレスにも耐えぬいて、そして、勝てた。だから、ハンナリーズは、もっともっと強くなれる。この試合を自信の根拠として、もっと上を目指して!! Go Kyoto Hannnaryz!!
試合に興奮して、一気に書き上げました。岡田のスリーで酸欠になった(笑)その気持ちのままに書いているので、読みにくいところもあったかと思います。ここまで読んでくださってありがとうございました。
最後に。悔しそうな顔をしていたばんちゃんへ。
今日は、チャンスだと思ってきっと来ていたはず。実際に、チャンスはもらえた。けど、たぶん、残念な結果だったのでしょう。それでも、きっとブースターは貴方に期待することをやめやしない。少なくとも私はやめない。ハンナリーズが次に進化するときは、きっとばんちゃんがヒーローになる日だ。その日が絶対に来ると信じて、待ってる。